作品情報
Product Details
傷つけあうほど、とけあう愛。『ポネット』(96)から19年ージャック・ドワイヨン監督最新作!!第63回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品作品 4組の全裸のカップルを描いたセザンヌ「La lutte d' amour(愛の戦い)」 から着想を得て、製作された意欲作!
作品ポイント
★巨匠 ジャック・ドワイヨン監督、19年ぶりの最新作!!
『ポネット』(96)で、当時わずか5歳の少女にヴェネツィア国際映画祭女優賞をもたらした、ジャック・ドワイヨン監督。その最新作が、19年ぶりに日本で公開された。本作は、セザンヌの名画“La lutte d'amour(愛の闘い)”に着想を得た原初的な愛の物語。父の葬儀のため故郷を訪れた女が、亡き父や家族との確執を抱えながら、かつて関係を持ちかけた隣人の男と言葉を越えた肉体のまじわり=“格闘”を通して愛を育んでいくさまを、激しくも精緻に描き上げる。“愛の交歓”ともいえる格闘シーンは、全てワンシーン、ワンカットの長回しで撮影。役者たちの体当たりの演技は圧巻。若手に最高の演技を引き出す名手として、その手腕をいかんなく発揮している。
★セザール賞女優×チャールズ・チャップリン実孫による迫真の格闘(ラブ)シーン!!
『戦争より愛のカンケイ』で第36回セザール賞 主演女優賞を受賞したサラ・フォレスティエが10年来、ドワイヨン監督作への出演を熱望し、待望の主演を獲得。“男”演じたのは、チャールズ・チャップリンの実孫で舞台演出家でもあるジェームズ・ティエレ。アドリブにも見える“格闘シーン”=“ラブバトル”は振り付けを決め、入念にリハーサルを行い、撮影に挑んだ。時には10分にも及ぶ闘いを何度もテイクを重ね、青あざや生傷が耐えなかったという。その傷ひとつひとつ本作にリアルな生命を吹き込んでいる。
★普遍的な男女の物語、原初的な愛を猛々しく描く!!
ドワイヨン監督曰く、「誰にでも当てはまる普遍的な物語だから」ということで登場人物の男と女には名前が付けられていないという。本作では、ある女と男の愛の交歓を文字通り、肉体のぶつかり合い=“闘い”を通して描いている。“闘い”はセックス以上にエクスタシーをもつ行為であり、心を肉体から解き放つセラピーである。言葉を持たなかった時代から、“肉体”という原語で他者と分かり合おうとした、もっとも原初的な愛についての物語を激しい格闘シーンによって表現した、新感覚のラブストーリー。
作品内容
<ストーリー>
彼女(サラ・フォレスティエ)は父の葬儀のために久々に故郷に帰ってきた。葬儀を終えた彼女は隣家に出向き、男(ジェームス・ティエレ)に会いに行った。かつて、ふたりは男と女の関係になりかけたことがあった。まだ彼女がこの土地で暮らしていた頃、彼女は絶えず家族や周囲に怒りをぶつけていた。ある夜、パニック状態で駆け込んで来た彼女を男が泊めてやった。彼女は男を誘惑したが、男は受け入れることが出来なかったのだ。一方で、彼女は、父の遺産をめぐる問題で家族との確執を抱えていた。彼女は毎日のように男のもとを訪れた。互いを言葉で罵り、やがて肉体同士の“闘い”へと発展し、どちらかが力尽きるまで続く。彼女にとってその行為は、怒りや悲しみを解放するための儀式のようでもあった。回を重ねるごとに激しく、心と肉体を傷つけあうふたり。いつのまにかそれは、セックスよりも激しいエクスタシーをふたりにもたらすようになっていた。彼女と男の行き着く先に待つものとは・・・。
キャスト&スタッフ
<キャスト>
サラ・フォレスティエ 『漆黒の闇で、パリに踊れ』『ゲンズブールと女たち』
ジェームズ・ティエレ 『宮廷料理人ヴァテール』『太陽と月に背いて』
<スタッフ>
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン 『ポネット』『ピストルと少年』『ラ・ピラート』
プロデューサー:ダニエル・マルケ、ドワイヨン&カンパニー
特典映像
日本版予告編(予定)
商品仕様
【DVD仕様】2013年/フランス/カラー/本編103分+特典映像(収録分数未定)/16:9LBビスタサイズ/片面1層/音声:フランス語 2.0ch ドルビー・ステレオ/字幕:日本語字幕/1枚組
※仕様は変更となる場合がございます。