作品情報
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水を抱く女
- セル
官能的なバッハの旋律にのせて「水の精」神話が幻想的に蘇るー
ミステリアスな愛の叙事詩
作品ポイント
★様々な賞を受賞!
第70回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(主演女優賞)&国際批評家連盟賞W受賞
第33回 ヨーロッパ映画賞 女優賞
第14回 リスボン&エストリル映画祭 芸術貢献賞
第9回 モントクレア映画祭 俳優賞
第17回セビリヤ・ヨーロッパ映画祭 最優秀監督賞・最優秀編集賞
★魅惑的な“水の精”神話―
クリスティアン・ペッツォルトが大胆に現代に置き換えて映画化
ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞した『東ベルリンから来た女』などドイツの激動の歴史を描き、社会派として知られるペッツォルト監督が、新作に選んだのは“水の精 ウンディーネ”神話。“精霊三部作”の第一作目として制作し、今後「地の精」と「風の精」の撮影を予定している。
「愛する男に裏切られたとき、その男を殺して、水に還らなければならない」という切ない宿命を背負ったウンディーネの物語を、現代都市ベルリンに幻想的に蘇らせた。
★古代ギリシャ時代から天才たちを魅了してきた 愛の物語
水の精の物語はペッツォルト監督のみならず、多くの天才アーティストたちにインスピレーションを与え、無数のバリエーションを生んできた。
古くはギリシャ神話に根源となるモチーフを確認でき、アンデルセンはお伽話「人魚姫」を書き上げ、チャイコフスキーはオペラ、ドビュッシーは楽曲を創作した。
ゲーテが「ドイツの真珠」と絶賛したロマン派のフリードリヒ・フーケが発表した傑作小説「ウンディーネ」は、現代でも読み継がれている。
近年、再評価されている三島由紀夫の自伝的小説「仮面の告白」にも登場している。
★若き実力派たちと名匠の親密な再タッグ
妖艶さと無邪気さが混在するウンディーネを演じたのは、フランソワ・オゾン監督『婚約者の友人』、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督『ある画家の数奇な運命』など個性豊かな監督たちに愛されるパウラ・ベーア。
本作でベルリン国際映画祭とヨーロッパ映画賞にて女優賞を受賞するという快挙を成し遂げた。ピュアで心優しいクリストフ役には、ダンサーや振付師としても活躍する『希望の灯り』のフランツ・ロゴフスキ。
このふたりは、ペッツォルト監督の前作『未来を乗り換えた男』でも共演しており、稀有な才能の再タッグが、濃密な映像世界へと観る者を誘引する。
あらすじ
愛が終わるとき、哀しき殺意のとき
ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ。彼女はアレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。
恋人のヨハネスが別の女性に心移りし、悲嘆にくれていたウンディーネの前に、愛情深い潜水作業員のクリストフが現れる。
数奇な運命に導かれるように、惹かれ合うふたりだったが、次第にクリストフはウンディーネが何かから逃れようとしているような違和感を覚え始める。
そのとき、彼女は自らの宿命に直面しなければならなかった・・・。
キャスト&スタッフ
<キャスト>
パウラ・ベーア(ウンディーネ)『婚約者の友人』『ある画家の数奇な運命』
フランツ・ロゴフスキ(クリストフ)『希望の灯り』『ハッピーエンド』
マリアム・ザリー(モニカ)『未来を乗り換えた男』
ヤコブ・マッチェンツ(ヨハネス)『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』
<スタッフ>
監督・脚本:クリスティアン・ペッツォルト『東ベルリンから来た女』『未来を乗り換えた男』
製作:フロリアン・ケルナー・フォン・グストルフ、ミヒャエル・ヴェーバー
撮影:ハンス・フロム『あの日のように抱きしめて』
編集:ベッティナ・ボーラー
特典映像
オリジナル予告編、日本版劇場予告編2種
商品仕様
【DVD仕様】
2020年/ドイツ・フランス/カラー/本編90分/片面1層/アメリカンビスタ/ドイツ語5.1ch ドルビー・サラウンド /日本語字幕
※仕様は変更となる場合がございます。
(C) SCHRAMM FILM/LES FILMS DU LOSANGE/ZDF/ARTE/ARTE France Cinéma 2020